Profile
Harumi Seki(ハル)
米国代替医療協会公認統合食養ヘルスコーチ
(Certified Integrative Nutrition Health Coach)
こんにちは。ハルです。
ニューヨークに拠点を構える世界最大の統合食養学の専門学校IIN
(The Institute for Integrative Nutrition)にて、包括的な栄養学とヘルスコーチングを学びました。もともと健康や栄養についての興味があり、過去にはピラティスインストラクター認定を取得。その経験を活かし、必要に応じてセッションプログラムにピラティスエクササイズを取り込むなどオリジナリティー溢れるコーチングを提供していきます。
趣味は歌うこと、料理番組を観ること、そしてピラティス。
特技は人の話を聞くこと。勘がよいこと。
アメリカ在住、2児の母。
My Story
ピラティスと出会った30代
もともと体は丈夫で、怪我や病気とは無縁の私が健康を深く意識し出したのは、30代に入ってから始めたピラティスがきっかけでした。エクササイズを始めて半年ほどで体のフォルムに劇的な変化が現れ、今まで衝動ではしっていた短期ダイエットではなく健康的にダイエットするということ、かつ継続することの重要性に気付かされます。エクササイズ開始以来、それに呼応するように食事の摂り方にも自然と気を配るようになっていました。後に興味が加速してピラティスインストラクターの認定を取得。その後に出産、渡米しました。
海外で子育て、抗えぬ40代の不調
ピラティスを続けたおかげで、産後の腰痛や体力減退などの様々な不調を最小限に食い止めることはできたものの、食生活の方はアンバランスになっていました。初めての子育て、海外生活という大きな環境の変化がストレスを呼び込み、甘いものに走ったりお酒の量も少しずつ増えていきました。それでも30代は何とか体力で乗り切れていたものの、40代に入るとそうはいきません。肌の調子やホルモンバランスなどに徐々に変化が見え始め、不眠や胃痛、腸の不快感などが次々と現れるようになってきたのです。大好きなピラティスをしているのに疲れやすく、地に足着かないような浮遊感も出てきました。もう運動だけでは健康を維持できないことも、食生活を変えなければならないことも理解していながら、日々の忙しさの中で自分の体は後回しにし、一時凌ぎに薬で痛みを抑え、体をなだめてやり過ごしていました。
悲しみと喪失、そして心の学びを始めるまで
子育てに追われる海外生活を長く続けていく中で、突然、私生活に別居、そして離婚という大きな変化が訪れます。身の回りで起きている出来事に心がついていけず、あれよあれよという間にどん底まで落ちていく日々。不安、焦燥、喪失、孤独…今までもったことのない種類の感情が、トルネードのように何層にも渦を巻いて心の中に吹き荒んでいるのに、母としてやるべきこと、現実の生活というのは何食わぬ顔で私の前に居座り、身も心もバラバラになりかけました。「これじゃダメだ、今自分を立て直さなくちゃいけない!」という強い欲求に駆り立てられて、ようやく私は自分の心に手を当てます。その時がヘルスコーチという学びを始めたきっかけでした。
勉強していく中で、私は今までいかに自分自身をおろそかにしていたのかを思い知らされます。健康のためには自分の「心」と向き合う作業が必要でした。自分が本当はどうしたいのか。時にはスピリチュアルな分野から精神の成長の必要性も学びました。心と体のつながりを知れば知るほど、40代からの体の不調の原因、離婚に至った理由、乱れた食生活の背景にあった心の状態など、今まで不透明だったものが形を成して胸の中にすっと落ちてきたのです。「腑に落ちる」とはまさにこのこと、「あーそういうことか!」という、思わず膝を叩きたくなるような爽快感が走ったのです。
以来、私の精神生活の充実と食生活トランスフォームが始まり、現在も続いています。本当のウェルネスとは終わりのない旅であり、生き方も食べ方も経年に伴って変わっていくものだから、時にはアップデートも必要で、やり方を変えなければならないこともあります。そんな時には自分の心と体が納得するまで何度も試していくのです。昔はあんなだった私も、今では幸せの形がどんなものかを具体的に頭に思い浮かべることができます。ゴールに向かって進む自分の周りには、いつも風通しの良い空気が流れているように感じ、自らを否定的に考える自分はどこにもいません。あれだけ悩まされていた胃痛はいつの間にか消え、服用していた薬は全て要らなくなるということが、全てを物語っている気がしています。
マイストーリーを伝え、エネルギーと笑顔を広げる使命
何かおかしいなとうっすら感じ始めた頃から自分を変えるためのアクションを実際に起こすまで、とてつもない時間がかかった私。どうしてこんなにも先延ばしにしていたんだろう…?そこにはいつも「変わる恐怖」があったからです。何かを変えるときには必ず恐怖が伴います。そのために、やらない言い訳を色々とつけていた自分。でもそんな人はきっと私の周りにもたくさんいるはず。私のように、離婚とか、よほどの一大イベントがない限り、人って自ら変わろうと行動を起こすことは本当に難しいんだ。
だったらこれからは、私がそういう人たちの背中をちょっとだけ押す側に回りたい。「大丈夫」って、勇気づける人になりたい。
それが今、私がヘルスコーチである理由です。大なり小なり、みんな解決したい何かに悩んでいる。自分を変えたい、トランスフォームしたいけれどその方法がわからない人、何かを始めるきっかけが欲しいと思っている人たちの声を聞いて、その人たち自身の力で切り拓けるようにサポートしていくこと。それが私の使命だと思っています。